鼻閉に対する新たなアプローチ、ミラクルマウスピース!

講師は大坪先生。
今回も小児期からの歯並びや呼吸に関する多くの学びをいただきました。
今回も小児期からの歯並びや呼吸に関する多くの学びをいただきました。
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学びのポイント
1. 小児矯正の基本
咬合誘導の基本は「小児矯正」です。早い段階から歯列や顎の成長にアプローチすることで、将来の歯並びや全身の健康に大きく関わってきます。
2. 口呼吸と歯並び
お口で呼吸をしていると、歯列が狭くなったり、かみ合わせが乱れやすくなります。
その背景には「舌のポジション」が深く関わっています。舌が上あごに正しく収まることで鼻呼吸が促され、健やかな歯列が育つのです。
3. 鼻呼吸と全身への影響
鼻から呼吸できることは、酸素摂取(SpO₂の安定)や思考力にもつながります。呼吸の質が勉強や集中力にも影響するというのは驚きですよね。
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新しいアプローチ「ミラクルマウスピース」
これまで鼻の問題については耳鼻科の先生にお願いするしかないと思っていました。
しかし今回学んだ「ミラクルマウスピース」を使うことで、口腔内から陰圧をつくり、鼻腔の容積を広げることができるのです。
その結果、
鼻呼吸が促される
歯列の改善にもつながる
という新しい可能性が見えてきました。
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歯科からできること
これからは歯科医院からも、
「不正咬合の最大の原因である口呼吸・鼻閉」
にアプローチできる時代になってきました。
早いうちから呼吸と歯列に働きかけることで、
歯並びだけでなく全身の健康
学習や集中力といった日常生活
にも良い影響を与えられると考えています。
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お母さんへのメッセージ
お子さんの「口呼吸」や「いびき」、
気になったことはありませんか?
それは単なる癖ではなく、歯並びや体の成長に直結しているサインかもしれません。
今回学んだことを日々の診療に取り入れ、お子さんの健やかな成長をサポートできる歯科医院を目指していきます。
2025年09月03日 13:19