医療の本質とは何でしょうか?
医療の本質とは何でしょうか?
痛みや苦しみを取り除くこと。
失われた機能を回復させること。
あるいは、患者さんの希望を叶えること。
それだけで本質を語れるでしょうか?
現在、WADA DENTAL CLINICでは
歯科医師1名、歯科衛生士5名、歯科助手1名のチームで日々診療を行っています。
私たちは理念である
「思いに寄り添い、診療を丁寧に、1本の歯を通して生涯を上質へ」
の言葉を胸に、毎日少しずつ前進することを大切にしています。
そのために、院外セミナーや院内勉強会、症例検討会、学会への参加など、
常に知識と技術のアップデートを重ねています。
また、スカンジナビア(北欧)スタイルの診療を導入し、
治療主体から予防主体の歯科医療へと大きく舵を切りました。
歯を「治す」よりも、「守る」ことに価値を置くこと。
それは、今の日本の歯科にもっと必要な考え方だと感じています。
技術的にも、
型採りのデジタル化や、スイス製「エアフロー」を使った歯周病治療など、
最先端の機材を積極的に取り入れてきました。
さらに医院全体の滅菌レベルもヨーロッパ水準にまで高め、
電子カルテやデータ管理のデジタル化も進めています。
これらは、より安全で確かな医療を提供するための土台です。
しかし、これらの技術や設備は、あくまで“手段”にすぎません。
では、医療の本質とは何か?
最近、スタッフと話す中で感じるのは、
「本質は、どれだけ人に寄り添えるか」ということ。
患者さんの気持ちに寄り添い、
その人の人生を支える医療でありたい。
今回、私が参加するパラオでのボランティア活動(PANSYプロジェクト)は、
まさにその“医療の原点”を確かめる旅になると思っています。
1週間、医院をお休みさせていただくことで
患者さま・スタッフ・業者さまにはご不便をおかけしますが、
多くの方々から温かい励ましのお言葉をいただき、
心から感謝しております。
短い期間ではありますが、
この経験から多くを学び、
帰国後にはより良い医療を、
チーム全員で患者さまに届けてまいります。
医療の本質を胸に、
これからもWADA DENTAL CLINICは進化を続けていきます。
2025年10月22日 20:55


